鷹匠
たかじょう / Falconer
鷹匠になるには、国家資格の一本道ではなく、実演・飼育訓練・狩猟で確認する手続が分かれる。
- 珍しさ
- 全国で数十人規模
- 知られ方
- 見たことがある人はいる
別名: 鷹飼い / タカ使い
知られていないこと
鷹匠の呼び方と、野生鳥獣を捕獲する手続は別である。環境省は狩猟制度と捕獲許可を都道府県等の窓口で確認するよう案内しており、伝統実演や飼育訓練だけでは狩猟者登録まで済んだことにはならない。
どんな仕事か
「鷹匠になるには」への短い答えは、全国共通の国家資格に合格する経路は確認できず、伝統実演、飼育・訓練、野生鳥獣の捕獲を伴う鷹狩りで見るべき手続が違う、という点にある。NPO法人日本鷹匠協会は、江戸時代以来の流派が今も残り、流派を名乗らず独自に調査・研究しながら鷹狩をする人も多いとしたうえで、伝統文化としての鷹狩の継続と鷹匠の育成、猛禽類の調査研究を会の目的に掲げている。特定非営利活動法人日本放鷹協会は、会員向けに放鷹術と猛禽の飼育・繁殖の指導を案内し、独自の鷹匠認定試験は連続3年以上、冬季研修会に鷹を伴って参加した後に受けられると定めている。これは当該会の内部制度であり、国家資格や全国共通の就業条件ではない。野生の鳥獣を捕獲する場合は、環境省が所管する鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、捕獲許可、狩猟免許、狩猟を行う都道府県ごとの狩猟者登録など、行為・場所・種に応じた確認が別途必要になる。環境省の「猛禽類保護の進め方」は開発事業等での保護指針であり、鷹匠という職業の現状が繁殖・保護中心であることの根拠にはしない。訓練方法や体重管理を全国一律の基本とは書かず、個体と指導者で異なるものとして扱う。健康管理は猛禽を診られる獣医師への相談が必要で、受診できる医療機関は地域によって異なる。
どうやってなるか
まず実演・保存活動、飼育施設での訓練、野生鳥獣の捕獲を伴う鷹狩りのどれを目指すかを分ける。実演や修業はNPO法人日本鷹匠協会や日本放鷹協会など各団体の最新案内で確認する。日本放鷹協会の鷹匠認定は会の内部試験で、入会や研修参加が国家資格の取得を意味しない。野生鳥獣の捕獲や狩猟を行う場合は、環境省の鳥獣保護管理の案内と、捕獲地・狩猟地の都道府県に、許可・狩猟免許・狩猟者登録の要否を確認する。入手経路や種によって別の規制があり得るため、全国一律の資格があるとは断定しない。飼育中の健康管理は、猛禽を診療できる獣医師に地域ごとに当たる。
ここから辿れる仕事
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- 養蚕家
繭を作るまでに、蚕が食べる桑の量を追いかける。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈育てる〉〈農地・牧場〉という共通点がある。
- 山菜きのこ採り
毒のあるものを避けて、山の恵みを持ち帰る。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈山の中〉という共通点がある。
- 野生動物リハビリテーター
交通事故で傷ついた野生動物を、自然に戻すまで育てる。
✋ 動作どちらも〈育てる〉〈農地・牧場〉という共通点がある。
- 稲作農家
田んぼの水を張る時期と、水を抜く時期で一年を組む。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈育てる〉という共通点がある。
- 盲導犬訓練士
人の命を預かる犬を、子犬の頃から十数年の単位で育てる。
✋ 動作どちらも〈訓練する〉〈育てる〉という共通点がある。
- 林業作業士
自分が植えた木を、自分では伐らずに次の代へ渡す。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈育てる〉という共通点がある。
- グリーンキーパー
芝という生き物を、ゴルフの道具になるまで育てる。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈育てる〉〈山の中〉という共通点がある。
- 海女
空気の器具を使わず、素潜りで海底の貝を獲る。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈暗さに目が利く〉という共通点がある。
- 塩田職人
海水を天日と火で乾かして、塩の結晶を取り出す。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈食べもの〉という共通点がある。
- 竹細工職人
切った竹を、道具にするために裂いて曲げて編む。
🗺️ 舞台業界は違うが、どちらも〈山の中〉〈季節で働く〉という共通点がある。
- 養蜂家
養蜂家はミツバチを飼育・管理する人。別名は文脈で意味が変わる。
✋ 動作どちらも〈育てる〉〈食べもの〉という共通点がある。
- 騎手
馬の一頭一頭のクセを覚えて、レースの最後まで体力を残す。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈訓練する〉〈農地・牧場〉という共通点がある。
- 漁師
海の様子を読んで、今日の漁場と仕掛けを決める。
✋ 動作業界は違うが、どちらも〈捕る・獲る〉〈暗さに目が利く〉という共通点がある。
- 茶師
お茶の味を決める蒸し加減を、葉の色と香りで見極める。
🗺️ 舞台業界は違うが、どちらも〈農地・牧場〉〈食べもの〉という共通点がある。
この仕事を作っている要素
参考にしたもの
- NPO法人日本鷹匠協会「鷹匠・鷹狩」
- 特定非営利活動法人日本放鷹協会「入会案内」
- 環境省「野生鳥獣の保護及び管理」
- 環境省「猛禽類保護の進め方」(平成24年改訂版)
- e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
最終更新: 2026-10-03
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